レバレッジとは
Last update 2009/07/10 18:56
レバレッジというと、FXをやったことがないひとでも聞いたことがあると思います。
レバレッジ = よくわからないけれど、リスクもある甘い蜜
というようなイメージを持っているFX未体験者も多いでしょう。
そもそも、ほとんどのFX初心者はレバレッジを勘違いしています。
レバレッジの本当の意味
私がFXの話しを友人から聞くようになった頃は、彼の失敗話ばかりでした。
で、当時はすでにFXはレバレッジをかけることが出来て、所有する資産の数倍から数百倍の取引が出来ると言うことも知っていました。
ただ、知っていただけで実際はレバレッジがどんなものか理解していませんでした。
単に、レバレッジを上げすぎると危険。というイメージを持っていただけでした。
そんなときに友人の失敗話を聞いていたので、私は心の中で
「俺がやるなら、レバレッジ2倍程度でやるから失敗はしない」
なんてつぶやいていました。
100万円の資金で、レバレッジ3倍で
そんなときに友人に提案した、私の手法が
「俺は100万円の資金でレバレッジ3倍でオーストラリアドルを購入し、絶対失敗しないやり方でやるよ」
と提案しました。
これは、100万円の資金で、レバレッジ3倍、つまり300万円の資金でオーストラリアドルを購入する。と思っていたのです。
たぶん、これを読んだFX初心者も、え?どこがおかしいの?と思うかもしれません。
実際には、
10万円でレバレッジ3倍でドルを購入する
というような購入は、どのFX会社でも出来ません。
正確には、
10万円の資金を入金し、ドルを1万ドル購入した結果、レバレッジが9.74倍だった
という言い方が正解です。
言葉で説明してもよくわからないので、実際の購入方法を見てみます。
画像はヒロセ通商のものですが、他のFX会社でもだいたい同じ手順です。
ヒロセ通商で、ドルを1万ドル購入する
最初に説明しておくと、ドルを購入するとは言わずに、正確には
ドルを「買い」で注文する
という言い方になります。
ドルを「売り」で注文できるため、「購入」という言い方は実際には正しくありません。

たとえば、これからドルが上がり続けそうな場合に、1万ドル購入する場合の例です。
ドルを購入する場合は、「USD/JPY」の「ASK」という部分(■色で囲まれた場所)をクリックします。
これは、
USD/JPY : ドル・日本円の組み合わせ通貨の
ASK : 「買い」つまりドルを購入(BIDなら「売り」で日本円を購入するの意)
という意味です。
ASKはドルの購入。
BIDはドル・円の2通貨の円の購入になるんですが、実質的にドル売りで注文とも言い換えることが出来るため、ドルを「売り」で注文。という感じになります。
なんだかイメージしにくいんですけれど、実際に始めれば2~3分で理解できます。
簡単にいえば、ドルが上がりそうなら「ASK」で注文し、ドルが下がりそうなら「BID」で注文する。と思ってください。
ASKとBIDで値段が違うのは、その差額がFX会社の儲けになるからです。
つまり、上の画像の場合、「1ドル95.81円」で購入すると、購入した時点で「1ドル95.80円」の1銭分のマイナスになります。
この1銭をスプレッドといいます。

クリックすると、上の画像のようにどれくらいの通貨を注文するか決める画面になります。
注文方式は、ボタンを押した時点で注文が確定される。という「通常」にします。
他には指定した値になったら注文が確定される。というのがあります。
通貨ペアは、ドルの場合はUSD/JPYですね。
両建は、ドルを売りでも購入する場合は、「あり」を選びます。
たとえば、今回ドルを1万ドル購入したが、下がりそうなので、もう一つ1万ドルを「売り」で注文する場合なんかです。
「なし」にして注文してしまうと、下がりそうなので、1万ドル「売り」で注文すると、最初に購入した1万ドルと相殺されて、決済されてしまいます。
執行条件は、確認ボタンを押せばすぐ注文する場合は、「成行」を選択しておきます。
先ほどの注文方式と同じ感じです。

注文が確定されました。

■色で囲った部分が、今注文したやつです。
この注文したドルのことをポジションといいます。
他にも2つのポジションがありますね。
ポジション損益が、今現在の「利益」もしくは「損失」です。
「-200」になっているのは、先ほどのスプレッドの1銭、そして、その後ドルが1銭値下げしたので計2銭分の200円の損失の意味です。
一番下のAUD/JPY(豪ドル・日本円)のは、この時点で-165,000円のマイナスですね。
この豪ドル・日本円のポジションは、10万豪ドル購入したので、こんなにマイナスが大きくなっています。
決済する
上で購入した(正確には、「買い」で注文した)ドルを売ることを「決済」とか「約定」と言います。

決済する場合は、ポジション情報の決済したいポジションをクリックし、上の「決済注文」をクリックします。

決済方式は、今すぐ決済するか(通常)、○○円になったら決済させるかという意味です。
値動きを見ながら決済したい場合は、「通常」を選択します。
執行条件は同じように、今すぐ決済する場合は「成行」を選択します。
あとは「確認」をクリックすれば、確認画面がでてきて

決済されました。

約定情報を見るには、「ウインドウ」の「約定情報」を選択します。

通貨ペア:USD/JPY・・・ドル・円の組み合わせの意味
売買: 売・・・ドルを売った
Lot数: 10・・・1ロッド100ドルなので、10倍の1万ドルの意味
新規約定値: 95.83・・・1ドル95.83円でドルを購入したという意味
決済約定値: 96.84・・・1ドル95.84円でドルを決済したという意味。1銭上がったときに決済した
売買損益: 1万ドルなので、1銭の値上げで、10000×0.01=100円の利益
という見方になります。

口座資金(預託証拠金額)を確認してみると、3,002,000円だったものが、100円増えて、
3,002,100円になっています。
こうやって決済するごとに増えていきます。
また、もし、予想が外れてマイナスになってしまった時点で決済した場合は、口座資金は減ります。
このように、レバレッジ3倍でドルを購入する。という注文方法ではないことがわかったと思います。
レバレッジとは
上の場合は、ヒロセ通商の例です。
今度は、外為オンラインの画面でレバレッジの計算の仕方を見てみます。

上の画像をクリックしてください。
外為オンラインでは、口座資金(ヒロセ通商で預託証拠金額と呼ばれるとこ)は、①口座資産と呼ばれています。
画像では、504,800円ですね。
これは、最初50万円を入金して、その後4,800円の利益が発生したので、このような半端な数字になっています。
②評価損益は、今現在所有しているポジションの損得の合計(スポット)と、所有しているポジションについた金利(スワップ)の合計です。
この評価損益は、そのポジションを決済しない限り、①口座資産に影響はありません。
上の画像の場合、1ユーロ136.81円の時に1万ユーロを購入したんですけれど、その後136.63円まで下がってしまったので、スポットはマイナス21800円になってしまっています。
このままユーロが下がり続ければ、このスポットはどんどんマイナスになっていくんですけれど、決済しない限りは口座資金自体は減りません。
が・・・
③預り評価残高が代わりに減っていきます。
この③預り評価残高は、①口座資産から②評価損益を引いた額です。
つまり、所有しているポジションの損益の合計がマイナス、もしくはプラスになると増減します。
1万通貨だと、1円下がると1万円下がります。
上の画像の場合、③預り評価残高が48万円ほどあるので、48円下がらない限り強制決済(ロスカット)されることはない。ということになります。
レバレッジは、購入したときに本当に必要だったお金を、③預かり評価残高で割った値がレバレッジになります。
1万ユーロを購入したとき、1ユーロ136.81円だったので、実際に1万ユーロを購入するには、
136.81円×10,000ユーロ = 1,368,100円(136万8100円)・・・総取引金額
必要なんですけれど、FXの場合はレバレッジが聞くので、
1,368,100円(総取引金額)÷483,020円(③預かり評価残高) = 2.832倍
になります。
つまり、ポジションに損、もしくは益が変化するたびに③預かり評価残高が変わっていくので、レバレッジも常に変化し続けます。
これで、50万円の資金で1ユーロ136.91円の時に1万ユーロ購入したら、その後ユーロの価格が変動し、レバレッジは2.83倍になった。
という言い方が正確になるわけです。
ちなみに、1万ユーロを購入するのに必要な実際のお金は、⑦取引証拠金の14,200円です。
1万ユーロを購入するのに、本当は必要な額は、1,368,100円でした。
つまり、ある意味
1,368,100円÷14,200円 = 96.35倍のレバレッジ
で購入していると言えます。

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