暴落に耐える資金
Last update 2009/07/10 17:02
FXを始めてから約2週間後、上昇し続けると思って購入したのに、下落がはじまりました。
ちょうどいい機会なので、私の実際のデータを元に、大暴落に耐えるにはどのような計算が必要なのか、検証してみました。
上昇し続けると思ってユーロに手を出す

上の画像は、2009年1月1日から現在(2009年7月)までのオーストラリアドル(豪ドル)のレートの動きです。
オーストラリアドル以外のどの通貨も、同じような動きをしています。
2009年2月を底値に、徐々に上昇、つまり円安方向になりました。
このように上昇し続けることを、上昇トレンドといいます。

私がFXに慣れはじめた頃の2009年7月1日、ユーロが急激に上昇し続けていたので、つい、ユーロを購入してしまいました。
このとき、1ユーロは、136円81銭。
ところがこの後、予想が外れてどんどん値を下げ続けることに・・・。
2009年7月9日、ユーロは131円から127円まで暴落。
ドルも一時91円をつけたそうです。
大暴落から1日たった今、徐々に上昇しつつありますが、まだまだ136.81円にはほど遠いのが現状です。
さて、暴落が続いた場合、どうしたら大暴落に耐えるように運営していくことが出来るか、色々計算してみました。
ちなみに、株と一緒で暴落しても売らなければ(決済しなければ)、再び購入したときと同じレート(価格)に戻れば、含み損は0になります。
ただし暴落し続ければ、いつかはロスカット(強制決済)される可能性があります。
今回はこのロスカットを防ぐ方法について、私の現状の口座を元に計算してみたいと思います。
ロスカットを防ぐ

これが現在の私のFX画面の状況です。
外為オンラインです。
画像をよく見てみると、ユーロ以外にもオーストラリアドルも3つ、それぞれ1万通貨を所有しています。
■色で囲まれた部分が、それぞれの通貨(ポジションといいます)の現在の利益・損失です。
ユーロが1つ、オーストラリアドルが3つ。
オーストラリアドル1個がプラマイ0以外は、すべてマイナスですね。
これは、購入したときよりもレート(価格)が下がり、損が膨らんでいることを示します。
■色の一番上の、EUR/JPYは「ユーロ/円」を示しています。
136.81は購入したときのレートです。
現在、1ユーロ130.68円と書かれています。
136.81円 - 130.68円 = 6.13円
購入したときよりも6.13円も下がっていることになります。
1円下がると、1万ユーロ購入していると、1万円の損になるので、6万1300円の含み損ですね。
この間、スワップ(金利)が140円ついているので、
6万1300円 - 140円 = 6万1160円
これがユーロ・円の損益ですね。
それ以外にもオーストラリアドルの3つをあわせると、計 - 11万880円の損失です。
口座の総資産は、77万6千円ほどなので、7分の1が損失で減ってしまっていることになります。
今は上昇しはじめているので、このまま行けば損失が0になり、いずれはプラスになる可能性がありますが、逆に暴落し続けたら、どこまで耐えることが出来るのでしょう?
所有している通貨量
このとき大事なのが、通貨の量です。
現在は、
- ユーロ・円・・・1万通貨
- 豪ドル・円・・・3万通貨
- 合計・・・4万通貨
合計4万通貨を所有しています。
ユーロ・円
ユーロは、2009年2月に最安値112円08銭という値をつけています。
100年に一度の不況といわれる大暴落で、112円まで落ちたのだから、天変地異が起きない限り(?)、どんなに暴落してもだいたい110円ぐらいで止まるだろうと予測できます。。
私が購入したのは、136.81円なので、わかりやすく約137円とすると、
137円 - 110円 = 27円
1万ユーロは、1円下がると1万円の損失になるので、最悪、仮にユーロが110円になっても27万円の損失で済みます。
オーストラリアドル・円
オーストラリアドルは、2008年11月に55円11銭という値をつけています。
つまり、だいたい55円より下には下がらないだろうと予測することが出来ます。
私が購入したのは、「76.55円」「74.28円」「72.92円」の3回に分けています。
76.55円の時に購入した豪ドルは、
76.55円 - 55円 = 21.55円
74.28円の時に購入した豪ドルは、
74.28円 - 55円 = 19.28円
72.92円の時に購入した豪ドルは、
72.92円 - 55円 = 17.92円
という差になります。
豪ドルもそれぞれ1万通貨を所有しているので、豪ドルが1円下がるとそれぞれ1万の損失になります。
つまり、仮に豪ドルが55円まで下がった場合、
21万5500円
19万2800円
17万9200円
-----------
58万7500円
先ほどのユーロの場合の27万円とあわせると、
85万7500円の損失になります。

上の画像の①口座資産の値から、85万7500円を引いた値が、(11)ロスカット値より多くないとロスカットされる可能性があることになります。
ロスカット値は、1万9850円。だいたい2万円だとして、
85万7500円 + 2万円 = 87万7500円
ユーロも、豪ドルも大暴落して最安値になったとしても、①口座資産が87万7500円あればロスカットされずに済むことになります。
今現在、①口座資産は約75万6千円なので、若干たりないですね。
なので、仮に本当に再び100年に1度の大暴落がはじまったら、12万ほどの資金を加えれば、再び上昇に転じるまで耐えることが可能となります。
それと、特に再び大暴落に転じるような不安要素が今のところないので、それほど神経質になることはないでしょう。
今後の予定
このあと、どんどん上昇し、ユーロが再び136.81円を超えたら、このユーロのポジションはさっさと売ってしまいます。
となると、残りは豪ドルの3つのポジションだけになります。
で、この場合、豪ドルが55円になっても持ちこたえるには、①口座資産が58万7500円以上あればいいことになるので、この3つのポジションを持ち続けていても、ほぼロスカットを気にせずに取引できるのです。
さて、以上の計算から、だいたい100万円の資金があるのであれば、今現在のレートであれば豪ドル5万通貨程度の範囲内で運営していれば、ロスカットは気にする必要がないことになります。
今回の大暴落で儲けた

実は、今回の大暴落、2009年7月8日の23時50分頃という深夜からはじまったにもかかわらず、たまたまチェックしていたので、あまりに暴落が続くので友人に知らせ、大暴落を利用して日本円を購入。
つまり、ユーロを売りで注文。
7月8日23時50分~7月9日1時半の大暴落が落ち着くまでの間に、約2万3600円の利益を上げることが出来ました。
上の画像が、その時の取引の記録です。
2007年頃からFXで利益を上げていた人は、2007年のサブプライム問題、2008年のリーマンショックの大暴落でほとんどの方が利益どころか、資産も吹っ飛んだらしいです。
が、FXの場合は、株と違い値下げしても「売り」で注文すれば利益を得られるので、大暴落はチャンスといえます。
さらに、暴落は上昇と違い、割と急勾配なのでよりはっきり「下がってる」ことが実感できます。
つまり、大暴落は場合によっては上昇時より稼ぎ時とも言えると思います。
ミクシイでも大騒ぎ
とあるミクシイのコミュニティーでも、前回の大暴落(2009年4月20日あたり)で大騒ぎしたあと、ぱったり静かになっていたのですが、今回の大暴落でロスカットされた人が非常に多かったらしくて、朝からだいぶ大騒ぎになっています。
私の場合は、今回たまたま気がついていたんですけれど、夜中とあって気がつかずに、朝になってロスカットをされていることに気がついた人が圧倒的のようです。(最初のロスカット報告が朝の6時ということからもわかる)
今計算した通り、私の場合はFXをはじめた頃からこういう計算をしていたので、今回程度の大暴落ではまったくビクともしませんでした。
ただ、友人はミクシイでロスカットにあった人たちと同じ、かなり無謀な運営をしていたので、私が連絡しなければ、朝起きた時点でロスカットを目にして青ざめていたでしょう。w
私との電話でも、
「いや~。たすかった!!」
を連発していました。
さて、私の友人も実は口座資産(上の画像の①の部分)が70万程度と、私の口座資産とそれほど差がありません。
なのに私は全然ビクともしない状況なのに、彼はロスカット寸前。
この違いは、上のような計算が出来ていたかどうかがすべて物語っています。
FXは、儲けよりもいかに損を最小限に減らすか
が、最大のポイントです。
私より2年もFX歴が長い友人でも、こうした計算が出来るか出来ないかの方が経験より勝ることを意味しています。

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